the Garden of sinners
2004年7月1日 読書
同人版を読んだのにもかかわらず、
本屋で衝動買いしてしまった。
なんかランキングで3位ですよ。すごいものです。
目覚ましテレビでも知ったのだが、
その時の冷たいコメントがなんとも。
(絶対読んでないと思われるただ棒読みのコメント)
やはり面白いです。
二回目なのに楽しんで読めます。
理由は二つ。
一つは初読の時から時間が経ち、いろいろ経験したからかな。
橙子さんの人形の説明の文で、
「それは道徳の限界ぎりぎりにまで迫ったほど、
すごく精巧な人形だった。
人間をそのまま停止させたようなそれは、同時に、
決して動かない人型である事を明確に提示していたと思う。」
というのがある。
当時の華風は全然想像できなかった。
せいぜい思い浮かんだとしても
精密に出来た日本人形くらいだった。
だが、『イノセンス』とか人形展で生を見て、
人形の感覚が変わった今となってはそれはよくわかる。
橙子さんのイメージもがらりと変わりました。
もう一つは、じっくりと読めていることでしょう。
当時の華風は前の会社で精神ぼろぼろで、
読むだけで精一杯でした。
今はゆっくりと味わって読めます。
下巻読んで観想書きたいと思います。
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